「誤った血液型を輸血 女性死亡」というニュースを目にした。
よくよく調べてみると、以前私がオーバードーズした時に運ばれた病院だった。
ぞぉっとした。

女性のご冥福をお祈りいたします。

私が心理学に興味を持ったのは、
「自分と同じように両親の不仲で悩んでいる人を助けたい」と思っていたころ、
臨床心理士という職業を知ったのがきっかけだった。
中学校の頃、「こころの相談室」に行って、そこの先生である慎改先生から
薦められたのが河合氏の著作だった。
私が中学を卒業して数ヵ月後、慎改先生はお亡くなりになり、
お借りした本はまだ返せずにいる。
今度は、その著者である河合氏もお亡くなりになってしまった。
私の人生を大きく変えてくださったお二人に、哀悼の意と多大な感謝を申し上げたい。

yahooニュースで見て衝撃を受けたあと、高校時代の友人がメールをくれた。
彼女の言う通り、日本はまた偉大な人を喪ってしまった。

ご冥福をお祈りいたします。

河合隼雄氏が死去＝元文化庁長官、教育にも尽力−ユング派心理学の第一人者
元文化庁長官で臨床心理学者の河合隼雄（かわい・はやお）氏が19日午後2時27分、脳梗塞（こうそく）のため、入院中の奈良県天理市の病院で死去した。79歳だった。兵庫県篠山市出身。本人、遺族の希望により密葬を行い、後日、お別れの会を開く。
　河合氏は昨年8月、奈良市の自宅で就寝中に脳梗塞を起こし、搬送先の病院で緊急手術を受けたが、意識不明の状態が続いていた。今年1月、任期満了で長官を退任した。
　1952年、京都大理学部数学科卒。米国留学を経て62年からスイス・チューリヒのユング研究所で学び、日本人として初めてユング派精神分析家の資格を取得。わが国のユング派心理分析の第一人者として知られる。
　臨床心理学者の立場から、日本と海外の神話の比較研究を行うなど、日本文化論でも独自の優れた業績を上げた。
　行政や教育の分野にも通じ、広く活躍。故小渕恵三元首相の私的諮問機関「21世紀日本の構想」懇談会の座長や、教育改革国民会議委員など政府関係委員を歴任し、2002年1月、史上3人目の民間人として文化庁長官に就任した。児童・生徒の心の悩みにも関心を寄せ、スクールカウンセラー導入にも尽力した。（7月19日7時1分配信 時事通信）